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東大ITチーム・西岡巧真がカイカイキキで挑む、技術とアートの融合とは。

東大ITチーム・西岡巧真がカイカイキキで挑む、技術とアートの融合とは。

田んぼに囲まれた「やんちゃな柔道少年」

まずは西岡くんのルーツから教えてください。和歌山出身だそうですね。

生まれも育ちも和歌山県和歌山市です。和歌山駅からは電車で数駅の場所なんですけど、東京の「隣の駅」とは感覚が全然違って、駅の間隔がすごく長い。周囲はとにかく田んぼだらけで、そんな中でカブトムシを育てたり、用水路でフナを捕まえたりして遊んでいる子供でした。

意外とアウトドア派だったんですね。どんな性格だったんですか?

一言で言えば「やんちゃ」でしたね。体格も大きかったので、小学校から柔道を始めて、県大会で3位になるくらいには打ち込んでいました。年上の人に調子に乗って絡みに行っては、よく怒られていましたけど(笑)。

一方で、漫画も大好きでした。特に『寄生獣』には影響を受けました。人間を食べる存在である寄生獣側が「我々は(お前たちなしでは生きられない)可哀想な奴らだ」と語る、生物学的な葛藤や矛盾がある世界観にすごく惹かれたんです。理科の生物が好きになったのも、そのあたりの影響があるかもしれません。

「人生を変えたい」伝記が火をつけた東大への野心

中学・高校は智辯学園和歌山。県内屈指の進学校ですが、そこから東大を目指した理由は?

中高ではテニス部や応援団をやっていて、勉強一筋というわけではなかったんです。でも、高校2、3年の頃にスティーブ・ジョブズや孫正義さんの伝記を読んで、感化されました。「私も一旗揚げたい」という野心が芽生えたんですよね。

特に孫さんの『志高く』という本には感動しました。高校生でアメリカに渡り、日本に戻って起業する。そのストーリーを自分と重ね合わせて、「東大に行けば人生が変わるんじゃないか」っていう子供っぽい、でも切実な期待を持って受験を決めました。実際に入学してみると、全国から優秀な友人が集まっていて、自分の立ち位置を考え直すいい刺激になりました。

情報系学科からカイカイキキへ

大学ではITの道へ。具体的にどんな活動をしていたんですか?

ソフトウェアエンジニアサークルのUTTCに入ってエンジニアの面白さに気づき、東京大学の情報系の学科に進みました。学科の授業での情報圧縮技術の実装や動画生成AIのファインチューニングなどを通じて段々とエンジニアとしての活動にはまっていきました。

そこからどういう経緯でカイカイキキに?

同期の後藤直人から紹介されたのがきっかけです。それまではとあるスタートアップでAIエンジニアをしていたんですが、次はもっと「自分の手でゼロから作り上げる」経験がしたいと思って。カイカイキキのITチームは、決まった上司から指示を受けるのではなく、自分たちで「何が必要か」を立案して実行できる裁量がある。そこが一番の魅力でした。

村上隆という「圧倒的な観察者」の元で働くこと

実際にカイカイキキで働いてみて、村上(隆)さんの印象はどうですか?

とにかく「観察眼」が恐ろしい方だなと思います。会話をしていても、こちらがすべてを見透かされているような感覚になるというか。それに、私たち学生インターンのことも驚くほど覚えていてくださっていて、世界の第一線で戦うプロフェッショナルの凄みを肌で感じています。

現在はどのような業務を?

基盤システムの開発や、生成AIを社内でどう活用していくかのアドバイスのような業務もしています。7月に開催したハッカソンを企画して、これも自分たちで予算や場所を交渉して進めました。「アート×IT」という、一見すると対極にあるような分野を技術で繋ぐのは、他ではできない面白い経験だったと思います。

「世界一」に触れることが視座を高める

西岡くんは大学院(修士1年)で半導体の研究もされていますよね。将来の展望は?

大学の研究室では半導体製造装置の制御を研究しています。工場の現場で実際に使われるような普段生活していて感じにくい技術ですが「世界を支えている」という実感がある。
カイカイキキでの仕事も同じです。アートの世界であれ、製造業であれ、最先端の技術をいかに現場に落とし込み価値を生むか。そのプロセスを追求していきたいです。

最後に、インターンを考えている学生へメッセージをお願いします。

カイカイキキは、学生扱いされることなく、一人のプロとしてプロジェクトに深く関われる場所です。村上さんをはじめ、各分野のプロフェッショナルたちが本気でぶつかり合っている。その「世界レベルの刺激」を受けることで、間違いなく視座が高まります。自分の技術を、勉強で終わらせたくない人には最高の環境だと思います。

西岡 巧真(にしおか こうま) 東京大学大学院 工学系研究科 修士1年(古関大西研究室)。和歌山県出身。智辯学園和歌山中学・高校を経て東大工学部へ。現在はカイカイキキにてシステム開発やDX推進、生成AIの導入支援を担当。専門は半導体製造装置の制御理論。


※向かって右が西岡。左は浪人時代の友人武井さん。

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