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東大医学部生が「アートの現場」で人事をやる理由。小林創也が語る、チームビルディングの快感とキャリアの模索。

東大医学部生が「アートの現場」で人事をやる理由。小林創也が語る、チームビルディングの快感とキャリアの模索。

湘南の「バカガキ」が、東大合格を掴むまで

ーーまずは、小林くんのルーツから教えてください。

神奈川県の寒川町で育ちました。家族構成は父、母、妹、それと犬が一匹。 小さい頃は、海というよりは内陸の方で、友達とオタマジャクシやザリガニを釣って遊んでいるような子供でしたね。
小学校の頃は、自分でも「よくいるバカガキだった」と思います(笑)。チャリでドリフトの練習をして爆音を鳴らしてパンクさせたり、爆竹で遊んだり……。今の自分からは想像がつかないかもしれないですけど、かなりヤンチャでした。

ーーそんな「バカガキ」が、どうして東大を目指すことになったの?

小5の時に学校の先生から「このまま公立中学に行くと、その能力を持て余すかもしれない」と言われたのがきっかけです。 当時、塾には行っていなかったんですが、通信教育の『チャレンジ』を、届いたその日に全部やり切るっていうマイルールがあって。親から「これを終わらせてから遊びに行きなさい」と言われていたので、1日で終わらせて残りの1ヶ月は遊び放題、みたいな生活をしていました。その結果、学校の授業よりずっと先の内容を理解していたんです。
そこから中学受験をして、鎌倉にある栄光学園に入りました。高1の模試で学年1位を取った時に、周りから「1位なら理三(東大医学部)だろ!」と煽られて、「じゃあ受けてみるか」と。コロナ禍ではスタバに10時間くらいこもって猛勉強しましたね。


「未経験の集団」を勝たせる。RPG的なチーム運営の楽しさ

ーー学生時代はスポーツにも打ち込んでいたんだよね。

小学校からバスケをやっていて、中学でも続けました。僕の代は17人いたんですけど、僕以外は全員初心者だったんです。 でも、1回戦で負けるのはどうしても腹立たしくて。「この17人をどうにかして、3年後には地区大会で勝てるチームにしよう」と考えました。
顧問の先生に練習メニューを提案したりして、最終的には市で優勝して、地区大会まで行けました。自分一人が頑張るんじゃなくて、周りを育ててチームを強くしていくのが、RPGのパーティを育てているみたいで面白かったんですよね。

ーーその「育てる」感覚は、大学のアメフト部でも活かされた?

そうですね。東大のアメフト部でも4年生でキャプテンをやらせてもらいました。 中学のバスケも、大学のアメフトも、自由度が高かったのが自分には合っていました。特に大学は、予算の管理もグラウンドの予約も自分たちでやるし、SNSで他校に連絡して合同練習を組むこともできる。その自由な環境で、どう戦略を立ててチームを動かすか、という経験は今に繋がっていると思います。


なぜ、医学部生がカイカイキキで「人事」をしているのか

ーー現在、カイカイキキではどんな仕事をしているの?

人事部長の泊さんのもとで、新しい部署に必要な人材をLinkedInなどで探してピックアップし、スカウトメールを送る業務を担当しています。

ーー医学部生なら、普通は塾講師のバイトを選びそうなものだけど。

確かに、東大生にとって塾講師は時給もいいし、手軽です。でも、それって高校時代までに培ったスキルの延長線上でしかないんですよね。 将来、医者になるにしても、それ以外の仕事をするにしても、もっと「社会」を知らないといけないなという不安があったんです。
そんな時に、高校の同期の後藤(東大)からカイカイキキを紹介されました。ここに来てみたら近江さん(カイカイキキ)をはじめアメフト出身の人がたくさんいて、「この場所で、医者や塾講師以外の世界を見てみたい」と直感的に思いました。

ーー実際に働いてみて、何か変化はあった?

めちゃくちゃ面白いです。LinkedInでいろんな人の経歴を見ていると、「医者からコンサルに行って、今は別の仕事をしている」みたいなキャリアを歩んでいる人が意外と多くて。 一つの道しかないと思い込んでいた自分にとって、選択肢の広さを知れたのは大きな収穫でした。


迷っている学生へのメッセージ

ーー最後に、同世代の学生、特に東大生に向けてメッセージをお願いします。

「何をやっているかよく分からないインターン」に行くくらいなら、絶対にカイカイキキで働いた方が面白いし、可能性が拓けると思います。 僕自身、まだ自分の軸を模索中ですが、この1ヶ月でキャリアに対する見方がガラッと変わりました。
塾講師のバイトだけでは得られない「社会のリアル」や「組織の動かし方」を学べる場所です。時間があるなら、ぜひここに飛び込んでコミットしてみてほしいですね。


プロフィール

小林 創也(こばやし そうや)
神奈川県寒川町出身。栄光学園を経て、東京大学理科三類(医学部)に入学。中学ではバスケットボール部副将、大学ではアメリカンフットボール部主将を務める。2025年よりカイカイキキ人事部にてアルバイトとして勤務。

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